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卒業に向けて就職活動を意識し始める3月の初旬、香港理工大学のホテル学部(School of Hotel & Tourism Management; 通称SHTM)が主催するキャリアフェアが2日間にわたって開催されました。対象は学部生、修士生とのことでしたが、参加企業の雰囲気から見る限り、メインターゲットは学部生のようでした。
 
 

対象は学部生・修士生

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大学の講堂内に設置された会場にはIHG、マリオット、スターウッド、ヒルトン、シャングリラなどの大手ホテルチェーンからローカルホテルチェーンまで、ホテルを中心に様々な企業がブースを構えます。デリフランス、ビール&ワインの卸売りなどのF&B業界も数えるほどですが参加していました。

 

CV片手にブースを訪問

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学生はリクルートスーツに身を包み、CVを片手に各ブースを訪問するといった流れは日本と同じ。出展企業もノベルティを配ったり、キャリアプランを説明したりと会社のPRに力が入ります。

特に気になったのは、各ホテルチェーンともに夏に向けてインターンシップやマネージメントプログラム生を募集しており、学生達はかなり熱心に応募要項をリサーチしていました。

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香港のホテル業界の景気は中国客の落ち込みにより、あまり良くないのが実情。かなりの薄給の賃金でのインターンシップでさえも人気があるようで、とにかくCVに書くための経験を得たい、という学生が多いようでした(中国からの留学生などは特に)。

一方、出展側のスタッフも若手が多く、良くてマネージャーレベル。あまり込み入った話ができない雰囲気だったので、修士生はというと、綺麗目のビジネススーツを着て、冷やかし程度に参加する人が多い気がしました。
 
 

A.Makita
慶應義塾大学卒業(2004年)。米国公認会計士。
日系大手企業、米国系製薬会社でマーケティング、ファイナンスに携わったのち、大手外資系ホテル運営会社のファイナンスに転職。2015年9月より香港理工大学院・ホスピタリティ&ツーリズムマネージメントスクール(通称SHTM)の修士プログラムに入学。

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こちらは個人ブログになり、情報は全て2015-2016年のものになります。最新の情報については大学の公式ホームページをご参照ください。
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