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ほぼ全てのインターナショナルブランドホテルが集まる香港。ホテルマネージメントを勉強する立場としては、香港は本当に恵まれた環境だと思います。お金はかかりますが、勉強も兼ねて、香港滞在中にいろいろなホテルを訪れてみたいと思います。今日は香港に11のホテルを展開するIHGグループのインターコンチネンタル香港です。
 
 
香港にはIHG系列のホテルが11軒も!
マリオットがスターウッドを買収するまでは世界最大のホテルチェーンだったIHG。香港では現在10ものホテルを展開しています。グループの最上級ブランドのインターコンチネンタルブランドが2ホテル、クラウンプラザが2、インディゴが1、ホリデイインが5ホテル(エクスプレス含)となっています。そのなかでもIHGが唯一所有していたホテルが九龍半島の先端・チムシャーチョイにあるインターコンチネンタル香港です。
 
 
2015年にGAW Capitalに売却
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プロパティの歴史としては本来、1980年にザ・リージェント香港としてオープンしたホテルでしたが、2001年にIHGがニューワールドディベロップメント社から買収、現在のインターコンチネンタル香港となりました。ところが、昨年2015年に業界を賑わしたのはこのインターコンチネンタル香港のGAW Capitalへの売却のニュース。売却額は香港のホテル史上最高額となる73.16億香港ドルというから驚きですね!ちなみにこのGaw Capitalは香港の大手不動産投資ファンドで、香港内ではサービスアパートメントのほかオフィス、商業ビルなどを所有しています。日本では2014年には大阪のハイアットリージェンシーを大林組から取得したことで有名になりましたね。マカオ新聞によると、IHGはマネジメント許可権を37年間保留する契約になっているとのことで、オーナーが変わったとしても暫くは”インターコンチネンタルホテル”ブランドは継続となるようです。
 
 
ビクトリアハーバーを一望できる絶景の立地
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香港に来たからにはやっぱり百万ドルの夜景を楽しみたいもの。ビクトリアハーバー沿いにあるインターコンチネンタル香港は絶景が楽しめるホテルとして有名なほか、香港有数の繁華街尖沙咀(チムサーチョイ)に立地。MTRチムサーチョイ駅のJ2出口を出てすぐなのでアクセスも抜群です。近くには同じく香港を代表するペニンシュラ香港があります。
 
 
クラッシックな客室には機能的なサービスが沢山
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クラッシックチャイニーズテイストの客室は広々としており、基本的な設備・アメニティはすべて揃います。また客室には標準でHandyスマートフォンが付いており、日本への国際電話が無料でかけられるほか、観光中にインターネットを使えるなどとっても便利!私も滞在中、日本に電話しましたが音質もとてもクリアでした!そのほか、お部屋内で本格的な中国茶を楽しむことができるサービスがあったり、広々としたバスルームには大きなバスタブも。また日本人向けの特別サービスとして女性用浴衣の貸し出しがありました(浴衣というよりチュニックパジャマに近いものでしたが)。建物全体の古さは否めないものの、綺麗にリノベーションしてクラシックテイストを出しているので、特に古ぼけた印象はありませんでした。
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ローカルに人気のビュッフェ&アフターヌーンティ
インターコンチネンタル香港には6つのF&Bダイニングがあり、グルメな香港ローカルに人気のようです。実際私の香港人の友人もホテルが主催するダイニングプログラムに加入し、ことあるごとにホテルのレストランを利用しているようです。

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開放的なAllday Dining。豪華な朝食ビュッフェも有名ということで、お値段は張るものの利用してみました。

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和洋中華、とても種類の多い朝食ビュッフェで、一品一品手の込んだお料理が多いのが印象的でした。特に和食に関しては、「よくあるホテルの和食」とは大違いのクオリティで、出汁などもきちんと効いておりとても美味しかったです。

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そしてアフターヌーンティも有名なインターコンチネンタル香港。ゆったりとしたロビーラウンジ、もしくはAllday Diningで楽しむことができます。

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こちらは昨年のクリスマスに訪れた際のアフターヌーンティ。これにスコーンもつきます!冬だとアフターヌーンティーの時間帯でもビクトリアハーバーの綺麗な夕焼け・夜景を楽しむことができるので、自信をもってオススメしたいアフターヌーンティーです。

 
 

A.Makita
慶應義塾大学卒業(2004年)。米国公認会計士。
日系大手企業、米国系製薬会社でマーケティング、ファイナンスに携わったのち、大手外資系ホテル運営会社のファイナンスに転職。2015年9月より香港理工大学院・ホスピタリティ&ツーリズムマネージメントスクール(通称SHTM)の修士プログラムに入学。

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