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突如、人生の岐路に立つ

転職後、職場にも慣れ、仕事がどんどんと楽しくなってきた頃、主人の香港異動の話がでました。夫婦ともに外資系に勤めるため、転職でもしない限りは東京を離れることは無いと思っていたので正直驚きました。彼のAPAC HQの香港でのポストは今後のキャリアを鑑みても掴むべきチャンス。私の仕事も順調にいっている矢先だったので、暫くは別居して仕事に励もうということになったのですが、、、

話が具体的になっていくにつれ、家庭生活とキャリアを真剣に考えるようになっていきました。
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今の仕事を辞めて、香港について行くことはキャリアの中断に他ならない。今まで頑張ってきたことが中断してしまうし、勤務先にも迷惑がかかる。でも行きたい気持ちもある。どうにか全部がハッピーになる方法はないだろうか」と悶々と悩む日が暫く続きました。同じような境遇の方が多いのか、ネットで検索すると際限なく出てくる「女性のキャリアと家庭の両立」トピック。
皆悩むことは一緒なんですね。

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そんな時にふと閃いたのが、兼ねてから気になっていた大学院留学
私は他業界からホテル業界に来たため、ホテルのビジネスモデルや会計ルールがとっても複雑に感じており、一度ゼロから勉強したいと考えていました。しかし、日本にあるホテルスクールは「国際的なホテル経営を学ぶ」という観点においては、他の先進国の後手をいくため、時間とお金を投資するのに躊躇していた状況でした。
 
 
「アジア経済の中心の香港なら、
日本の数倍インターナショナルなビジネス環境にある香港なら、
学ぶものも大きいかもしれない」

そう思いたち、香港のホテル経営のマスタープログラムを探し始めたのが、2015年の1月の後半でした。
 
 

時間との勝負だった学校探し

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香港の大学院の新学期は9月。その一年ほど前から受験が開始するのがほとんどですので、2015年の1月に受験校探しをスタートするというのは時間的にかなり厳しいものがありました。
また、アメリカやヨーロッパのホテルスクールに留学する学生は多いようですが、香港に留学する学生はわずかなため、情報もかなり限られてしまいます。私の大学院の条件は、

  • 2015年9月入学が可能なこと
  • 英語でのカリキュラムがメインであること
  • 学校として、実績があること
  • というとってもシンプルなもの。それでも上を満たすのは香港大学と香港理工大学のみでした。
     
     

    HOTEL ICONという人気ホテルを併設するホテルスクール

    大学的にランクの高い香港大学も興味があったのですが、受験にはGMATのスコアが必要なこと(現実的には間に合わない)がネックになり、エッセイ、面接、TOEFLと推薦状での受験が可能だった香港理工大学を第一志望にすることになりました。
    ホテル経営マスタープログラムとしては、香港理工大学のほうが世界的な知名度があったこと、大学が5つ星ホテルを敷地内に保有し、フィールドワークの場となっている、ということも決めてのひとつでした。

    そんな経緯で、2015年2月から猛スピードで受験準備をすることになりました。
     
     

    A.Makita
    慶應義塾大学卒業(2004年)。米国公認会計士。
    日系大手企業、米国系製薬会社でマーケティング、ファイナンスに携わったのち、大手外資系ホテル運営会社のファイナンスに転職。2015年9月より香港理工大学院・ホスピタリティ&ツーリズムマネージメントスクール(通称SHTM)の修士プログラムに入学。

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    こちらは個人ブログになり、情報は全て2015-2016年のものになります。最新の情報については大学の公式ホームページをご参照ください。
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