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受験手続 vol.1 出願から試験まで

今思えば香港らしい、効率主義の受験手続
香港理工大学のホテル学科(School of Hospitality and Tourism Management)の大学院入試は全てe-admissionと呼ばれる大学のサイトを通じて、オンラインで行われました。画面右側にあるボタンから個人アカウントを作成し、個人プロフィールや受験プログラムなどを選択します。
とっても分かりやすいサイトなので説明は省きますが、必要な提出書類も全てこのe-admissionの個人ページにPDFやjpeg画像をアップロードするプロセスになります。書類ごとのアップロードが可能なので、働きながら書類を準備するという意味では非常に便利でした。
受験時期によっても異なると思いますが、私が提出した書類は覚えている限り、下記の通りでした。
その他にもTOEFLのスコアレポートなど英語能力を証明する資料が必要だったのですが、私は米国公認会計士の資格で十分英語能力を証明できると思い、その旨連絡し、TOEFLのスコアレポートは最初提出しませんでした。
TOEFL対策
とはいえ、TOEFLスコアは今後必要になるだろうと思い、出願とともにTOEFLの猛勉強を始めました。
当時、TOEICのスコアは930点ほどで、仕事でも上司が外国人であったため、英語は毎日のように使っていたため、楽にクリアできると思っていました、、、が勉強を始めてTOEFLの学術用語の難解さに驚きました。
TOEICは文法や簡単な英文がメインになりますが、TOEFLはほとんどボキャブラリーがものを言う世界。原子力から生物学、病名などの表現まで「初めて聞いた」単語が沢山でてきます。
模擬試験を受ける時間やお金もなかったので、一発本番でチャレンジすることに。試験までの2ヶ月弱は、攻略本などは購入せずに、BCCやFinancial Timesなどの海外ニュースサイトをひたすら読んだり、無料のTOEFL対策単語アプリを活用し、ただただボキャブラリーの充実に注力しました。直前には海外の無料版TOEFL模擬試験を受け、時間配分やテスト形式などに慣れました。
ボキャブラリーに絞った方策が良かったのか、結果は大学の基準を大きくクリアすることができました。
後日談ですが、出願後に、「米国公認会計士の資格ではなく、TOEFLのスコアレポートを提出して欲しい」とのリクエストがあったので、勉強をしていて助かりました。
スカイプを使っての面談
出願を完了して暫くしてから、書類審査が合格したという知らせがe-mailで届きました。それとともに、筆記試験とインタビューのお知らせも届きました。面接はスカイプによるインタビューとのこと。働いていることを考慮してくれ、フレキシブルに日程を調整できたのも好印象でした。
実際のインタビューは実際の教授(助教授?)二名との英語でのインタビューでした。インタビュー内容は詳しく書けませんが、自分のプロフェッショナルは何で、大学院で何を学びたいかなどをロジカルに突き詰めていれば、問題ないと思います。
幸い、クセの無い英語だったので助かりましたが、電波状況があまりよくなかったのが心残りでした。
オンラインでのエッセイ
インタビュー前にはオンラインでの筆記試験がありました。これも詳しく書くことができませんが、テスト開始時間になるとエッセーのお題が書かれたe-mailが届き、指定された時間以内に仕上げ、返送するというシステムの試験でした。
エッセーについては、ネットでよくあるエッセーのお題などを検索し、書く練習をしたりしました。
MBA受験に関するサイトなどではエッセーの書き方について詳しく解説しているので、参考にしました。
以上が一連の受験プロセスになります。
海外からの受験組としては、現地に行かずにオンラインで全て済んでしまう受験プロセスは非常にユーザーフレンドリーで助かりました。
